Ishigaki / 4 Prong
渓流詩人のキュー
<プレーキュー>
■Ishigaki/4 Prong (石垣 4剣)■
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【匠の部位】
*シャフト:石垣オリジナル樹脂ジョイントネジ
*フォアアーム:ローズウッドハギ・青ベニア4剣/
 ブシュカ・ストレート・メタル・リング
*グリップ:リネンラップ(ホワイト&グリーン)
*リヤスリーブ:ザンボリング+ローズ&メイプルウインドウ
【重  量】バット:435g シャフト:110g → 合計545g(19.22オンス)
【タ ッ プ】チャンピオン
【コメント】
1980年代の石垣製プール用キュー。
最近、石垣という国内メーカーを知らない人は多いのではなかろうか。
石垣とは、キューポラのある町(これももうとっても古い言い方だが)
埼玉県の川口市にある老舗のキューメーカーだ。
同じ川口市でも市内中央部は荒川を隔てて東京都と分かれるが、石垣の
会社のある川口市領家という場所は東京都足立区と地続きで隣接している。
私は高校生の一時期、川口市に下宿して都内文京区の高校に通っていた
ことがあるが、無知なことに都内と陸続きの埼玉県があるとは知らなかった。
当時つきあっていた足立区の人の兄に下宿まで車で送ってもらった際、
川も越えずにほんの10分程で下宿まで着いたのにたまげた記憶がある。


東京都でも足立区と荒川区は埼玉県と陸続き。
♪知らなかったよ〜

さて、この石垣というメーカー、かつて東京でもキャロムビリヤードが
球撞きシーンのメインだった頃、ビリヤード場のハウスキューは殆どが
石垣製だった。
高田の馬場のビックボックスや飯田橋のビリヤード日本でも石垣製のキュー
をハウスキューとしていた(グリップがオレンジでした)。
ビリヤード日本は、大きなビルの1階から5階まで建物全館がビリヤード場という
ものすごいスケールの老舗巨大ビリヤード場。ビックボックスと並んで関東の
キャロムのメッカだった。今はない。
石垣のキューはキャロム系では知る人ぞ知るというキューなのだが、ポケット
主体の撞球者には殆どなじみがない。
ラインナップのキューの値段は、国内で一番安い。
しかし、安かろう悪かろうの類ではなく、そこそこ「使える」キューを供給して
きた。
関東でキャロムからビリヤードの世界に入った人は、知らないうちに石垣のキュー
にお世話になっている筈だ。
逆に、私などは、石垣がポケットのキューを作っていることを知らなかった。
私がビリヤードをやり始めた1980年代中期にでさえ、キャロムのスリー用のキュー
を見て、師匠が「わぁ。珍しいなぁ〜。昔は多かったけどね。結構使えるキューだよ」
と言っていた位、当時でもマイナー中のマイナーなメーカーなのだ。
使えるキューといっても、作りの細部はアダムやアダムから分離独立したMezzなど
の製品とは比べ物にはならない。平たく言えば、雑。
また、1980年代にアダーチ(acという筆書きロゴ)という会社が価格革命を起こして
超低価格&高品質のキューを業界にリリースしだしてからは、石垣の「低価格」という
優位性は崩壊した。
アダーチは当時人件費の安かった韓国の工場に技術者を派遣して人材育成を図り、
石垣が持っていたハウスキューのシェアをどんどん食っていった。
その後、アダーチは「サイクロン・シリーズ」という極めて完成度の高いキューを
信じがたい価格でリリースしてアダム等の老舗のシェアさえ食って行くに至る。
だが、90年代に入り、韓国経済が発達し日本と韓国の人件費の不均等格差が縮まった
ため、日本の多くの企業は韓国への経済進出(侵略?)から撤退しはじめた。
多くの日本企業は、「先進」資本主義国の常として、更に人件費の安いタイやインド
ネシアなどの東南アジア、中国に対して手を伸ばし始めたのだった。
韓国を拠点としていたアダーチは、その経済状況の変遷の煽りをもろに受けて、生産
を縮小せざるを得ず、挙句、更なる安売りにて経営状況を乗り越えようとした営業
戦略が裏目に出て、高品質を誇ったキューも一切リリースできなくなり、十束ひと
からげの低品質低価格のキューの投げ売りという社風にまで零落し、とうとうホーム
ページさえも閉鎖して頼みの綱のインターネット界からも撤退するに至った。
サイクロンシリーズは細部まで高品質なキューだったので、とても悔やまれる。

しかし、対する石垣は細々とながらも地道な経営を続け、現在でも老舗キューメーカー
の看板を守っている。
そういう意味では鷲のマークが誇らしげ。(鷹?じゃないよね?)


このキューは、かつてネットオークションで落札した。
現在の石垣のサイトを見ると、似たようなモデルはあるが、これと同じものはない。
たぶん、石垣にしてはミドル〜ハイエンドに属するクラスのキューで定価4〜5万円位
のキューではないだろうか。私は5,000円で落札した。

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結構気に入っているのが、青いハギとこの水色のバンパーゴム。
水色のゴムなんて見たことないです(^^)
色から受ける印象というのは何なのでしょうね?
このキューからは、とても爽やかな印象を受けるのです。
また、フォアアームのバーズアイメイプルの鳥目も綺麗な模様が出ており、
ステイン塗装でなくとも、バーズアイメイプル独特のキャメル色の深さが
にじみ出てきている。
しかし、クリア塗装が・・・(^^)。雑だにゃあ。
これはいずれそのうち、リペアする予定。
先角も少し浮いているようなので、本職のリペアマンにお願いしようと思う。
全般的にクセもなく、素直な打球特性を備えており、今のままでも十分に使える
古き良き時代のキュー。さすが、ハウスキューで高シェアを誇った石垣製だ。
1本でこのキューが100本以上も買えてしまうカスタムキューもあるけれど、これは
これで、とても可愛いキューなのです♪
なぜか入れが強いよ〜(^^)v


(セリフ)
   お元気ですか?
  そして今でも
  愛してると
  言ってくださいますか?
 ♪水色は涙色〜 そんな便箋に〜
      (by あべ静江 ← ふっる〜)

というよりも、爽やかさんです。この水色のキュー。


しーちゃん、好きだったなぁ。。。。

ここ(→再生をクリック)で、あべ静江さんの大ヒット曲『水色の手紙』をソックリ
に歌っている「ひまわりコンチェルト」さんの歌声が聴けます。
嗚呼!純愛がまだ一般的だった1970年代。。。
古き良き時代はいずこへ。。。

ここ(→無料試聴をクリック)で、あべ静江さんご本人の『水色の手紙』が試聴できます。
う〜ん。ご本人の方が悲しげで、本物はやっぱりいいなぁ。
いい女だし(^^)




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