| M1カービン マルシン | |
| ガスMAXI・手動コッキング | |
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※このページの本文は、2003年1月10日に作成してWeb上にアップしたオリジナル・テキストです。<実銃について> 口 径:.30カービン(7.62mm×33) 全 長:904mm 銃身長:457mm 重 量:2.49kg 装弾数:15/30 初 速:607m/sec 作動方式:短ガス・ピストン式 カービンとは騎兵銃のことである。 馬上用の銃は刀と同じで、扱いやすいように短めのものを用いるのが常であった。 M1カービンは1940-1941年にかけて米軍用に試作計画が進められ、1941年10月22日に制式化された。 特筆すべきはその開発期間で、わずか1年で開発が完了している。 試作品はWinchester社の物をベースとした。 更にこの試作ベース自体も15日で製作完了している。 開発が短時間だからM1カービンがダメ銃かというと、まったく逆である。 第二次世界大戦の米英の将兵、朝鮮戦争の米兵やMPに愛用された。 弾薬は.30カービン弾を用いる。この弾はライフル弾というよりも拳銃弾の火薬を増量させて強力にしたようなものであり、同時期のM1ガーランドの.306弾(1906年に制定されたので06と呼称する。英語ではthree o six.日本語ではマルロクと呼びならわす)やその後のM14の.308弾(マルハチ-7.62mm。マルロクより火薬が少ない)に比べるとかなり非力である。 このため、M1カービンは攻撃用小銃というよりも自衛用として主に使用された。 | |
![]() M1カービンを支給されて使用するのは主に兵卒ではなく将校や下士官やMPだった。 バリエーションとしては、フルオート機能を付加したM2カービンや、減音装置をつけたM3カービンなどがあり、折りたたみ銃床を備えたものは空挺部隊等にも使用された。 この銃はよく当たる。とにかく当たるのである。反動が少なく、機関部は堅牢であり、サイトをきちんと狙って引き鉄をガク引きさえしなければ、訓練を受けていない者でもポンと当たるのである。ただし、アモにもよるだろうが、銃声はバリーンというような耳障りな残響だ。(豊和) M1カービンは各銃器メーカーでライセンス生産されており、その数は膨大なものとなる。 ベトナム戦争のときには、南ベトナム軍もべトコンもM1カービンを使用したりしていた。 第二次大戦後は、日本のスポーツ・ハンティングの分野でもM1カービンは人気が出て、豊和工業が国産M1カービンをライセンス生産し市場に供給していた。 米国でも、日本の豊和製のM1カービンは「ホーワ・カービン」と呼ばれて、高品質なM1カービンとしてシューターにもてはやされている。 米国製軍用M1カービンがジャンク同然の値段で取引されているのに、ホーワだけは遥かにそれを上回る金額で現在も取引されている。 豊和はかつて米国のアーマライトAR-18のライセンス生産をしていた。 米国製よりも高品質な銃器を日本のメーカーが作り、しかもほぼ一手に製造を独占していて、それが世界に輸出されていたことを知る日本人は意外と少ない。 しかし、豊和製AR-18は、IRA(アイルランド共和国軍)のイギリスとの武力闘争で頻繁に使用されている事実が問題となり、豊和はAR-18そのものの生産を辞してしまった。 そればかりか、日本のミロク社などはリバティ・チーフ等のリボルバーを生産して米国に輸出していたのだが、日本の武器輸出禁止の風潮は、ミロクだけでなく豊和と共にすべての日本製銃器が海外へ輸出されることを許さなくなってしまった。 だが、豊和は、AR-18製造で培った技術を生かし、自衛隊の現用突撃小銃(アサルトライフル)の89式小銃を作り上げた。短ガスオペレーションといい、機関部はAR-18そのものといってもよい。 また、AR-18が大量に出回った英国も、AR-18の機関部を発展させてL85という現用英軍制式小銃を完成させている。 日本では、1965年の渋谷でのライフル乱射事件まではライフルの多段数マガジンも許可されていたのだが、この事件後規制され、現在では民間人がライフル銃に装填できる弾倉の弾数は5発までと法律で定められている。 <トイガンについて> マルシンのM1カービンは現在では8mmBB弾仕様(実銃より口径が大きい!あ・・・M16なんかの6mmBB弾もそうか(^^;))となってしまったが、ここに紹介するものはマルシンの旧タイプ6mmBB弾仕様の最終ロットである。 木製ストック標準装備で、初期ロットは木部が白っぽかったが、2次ロット以降は落ち着いた深い色に仕上げてある。材質は洒落ではないがナトーあたりか。 この製品は、1984年11月にカート式エア・コッキングのM1カービンをリリースしたマルシン工業がその後カート式ガス・ブローバックのM1カービン(ロータリーボルトを再現したスグレモノだった)を出し、更に次に新カテゴリーのガスガンとして発表したガス・オペレーション式の製品である。 ガス・オペレーションとは、BB弾を発射するパワー・ソースはガスを使用するが、BB弾をチャンバーに装填するのは手動でボルトハンドルを1発ずつコッキングして装填する方式。これ以前にブローバックモデルを発売していただけに、ケースレスでブローバックできるモデルとならなかったのが惜しい。だが、いずれケースレス・ブローバック式がマルシンから発売されるだろうことが予見できる。 発射機構はマルシンMAXIシリーズとなり、パワーは高めだ。 初速は、箱出し状態で91m/sec(銃口部/0.2gBB弾/気温20度)。 しかし、チャンバーの保弾状態がよくないのか、初速にはばらつきがあり、60m/sec台の初速の時もある。 命中精度はさほどよくない。弾が散りすぎるのである。これは想像だが、マルシン・ホップの構造上、バレルを通過するBB弾がどこにも触れないフロート状態になっておらず、インナーバレル内壁に弾が接触することが原因かも知れない。 しかし、真の原因を究明して問題をひとつずつ解決していけば、ガスという不安定なパワーソースであってもAPS-2に匹敵する命中精度を得ることも可能だろう。 2002年12月現在、ガスをパワーソースとするボルトアクションライフルは発売されていないが、近い将来、いずれかのメーカーが実用に耐えうるガス・ボルトアクションを製作して、それがフィールドに登場するのではないだろうか。個人的には英国L96あたりが製品化されれば嬉しいのだが。 | |
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<チューン・ナップ>この銃の克服すべき課題は、数発ごとに突拍子もない方向に飛ぶという集弾性だ。 機関部が金属のため、ボルトのコッキング音はチャリーンというもので、信じがたいほど極めて実銃のそれに近い。 しかし、かえってそれがアダとなり、静粛性を要するゲームでのスナイピングには向いていない。 さらなるハイパワーを狙って、炭酸ガス(グリーン・ガス)を直接マガジンに注入するなどという危険な行為は断じてしてはならない。 違法であること以前に、保持者に対して危険が及ぶからだ。 代替フロンが数気圧であるのに比べてグリーン・ガスは70気圧以上もあり、わずかコンマ何秒か注入しただけでもいきなり数十気圧がマガジンに注入されてしまう。 すると、ブリネル数値(引っ張り強度)が極めて低くてもろい亜鉛ダイカスト製のマガジンは、炭酸ガスの面圧に耐え切れず、一定気圧を超すと確実に爆発して轟音と共に大小の金属片が手榴弾のように吹っ飛ぶ。(本当です) 手榴弾のように飛散した金属片がもし眼球やこめかみを貫通したら・・・。 すでにこの世にいない君は後悔さえできない。 炭酸ガスのリキッド・チャージという愚かな行為は絶対にやめよう。 減圧機を装着したとしても、安全面から考えてCoガスの使用は慎みたい。 メーカーは安全対策の上からもあえてスチールでなく「壊れ易い」亜鉛合金をマガジンに使用しているのだ。 結論から言うと、手にしてリアルなルックスをモデルガンの代わりに楽しみ、そして指定のガスを使ってノーマルで撃って楽しむというトイガンなのだろう。 (Jan,10.2003 : by 元木正太)
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| ガンモ所有のトイガン |